広がれ表現の海 タブレットの可能性

ワコムの発売する世界最高峰のペン入力デバイス「Intuos（インテュオス）3」。デジタルクリエイター御用達のペン入力デバイスは、デザイナー・一般を経て、これからは学校法人や医療機関までに広がってゆく。



今年の春、ワコムの営業担当の人としばらくお話をさせてもらった。ワコムの発売するペン入力デバイス、インテュオスの新製品の話。今までワコムの製品ラインナップに、スマートスクロールって言うのがあったんだけど。これはタブレットを補助する役目を主に、右手にタブレット、左手にスマートスクロールっていう形で使ったり出来る。わざわざマウスに持ち替えて操作しなくて良いように、トラックボールとショートカットキーを装備してる。

ただこれ、慣れないとけっこう最初はキツイ。PCでデザインやってる人、イラストを描く人、特にPhotoShopなんかの写真加工ソフト使ってるは解ると思うんだけど、キーボードをけっこう使うんだ。いちいちマウスに手を伸ばしてるのは効率悪いから、キーボードのショートカットキーを使う。だから持ち替えもマウスの移動もナシにこのスマートスクロールはオペレーションを可能にしてるんだけど、利き手以外だとやっぱり慣れがいるんだよね。

そこで、もっと簡単に、より場所を取らないって事で、インテュオスにスマートスクロールの機能を合体させるって話。発表前の段階だからオフレコだったんだけど、ワコムの営業担当はけっこう自信あるみたいに言ってたのを覚えてる。

その今発売中のインテュオス3はこちら

結構好評なんだけど、上のリンクにレビューが乗ってるから、興味ある人は参考にしてみて。実際これ、スマートスクロールよりは楽な気がした・・。出るの聞いた時にはすでにスマートスクロール買ってたって言うか買った次の日に聞いたんだけど。コンチクショウメ。

これと一緒に、面白い話を聞かせてもらった。
これから、学校関係や医療施設に広げて行きたいって言う話。聞くところによると、もうすでに実験的に導入してる所もあって、本格的にその方面に力を入れていくかもしれないって。あぁ、体が不自由な人でも、比較的使いやすいように出来そうだなぁって思った。液晶に直接当てて操作出来るタブレットPCはすごく高価だけど、それなら安く行けそうだし。小学校もPCを導入するのが広がってきてるから、低学年の頃からPCで絵を描いたりして馴染んで行けるって言うのもあるのかなと。

ここ数年で驚いたのは、タブレットをけっこう普通の人が持ってるようになってきたって事。一昔前は絵描きやデザイナーしか見向きもしなかったのに、今はデジカメを加工して、ってデジカメを加工したら大変だ。デジカメで撮った写真を加工して、手書きで文字入れたり絵を入れたりしてる人が増えたんだよね。タブレットにも年賀状ソフトと一緒に売ってるのもあったりして。

デザイナー、イラストレーター、そして一般から学校、医療施設まで。
どんどん広がっていく。表現の海って言うのは、きっとカンバスの上だけじゃなかったんだねぇ。って言うか、世界をカンバスに出来はじめたのかもしんない。

広がれ、表現の海。ワコムとセコムを間違える人がいなくなるその日まで。



wacom ペンタブレットホームページ
http://tablet.wacom.co.jp/index.html

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